ヨガ・整体
からだの寺子屋

福山市松永町のヨガ教室・整体院

広島県福山市松永町を周辺に
福山・尾道の生徒様が参加されています

電話番号 090-6408-4929

メール:info@karadanoterakoya.com

コラム

『寺子屋でお伝えしている呼吸』 パート 3
2018-03-16 18:21:04

『寺子屋でお伝えしている呼吸』 パート 3

Ludosphère

近年、食いしばりや歯ぎしり、片側噛みなどによる歯根破折(歯の根が折れる)や歯のすり減りが増え、難聴やメニエール病・頭痛・肩こり・めまい・腰痛などの原因になっていると多くの歯科医が指摘しています。

また、口呼吸によってドライマウスや歯周病、肺炎やアレルギー等も増え、自律神経や内臓の病気とも深い繋がりがあると言われています。 生まれたばかりの赤ちゃんは皆鼻呼吸ですが、歯並びの悪化や舌・口の筋力の低下により低年齢で口呼吸になってしまい、大人のみならず、子供たちにも顎関節の問題・歯周病、姿勢の悪化などが増えているようです。 ヨガ教室の生徒さんにも、腰痛・肩こり・めまい・その他の不定愁訴改善のため歯科医から、夜寝る時の「マウスピース」を処方されている方が何人かいらっしゃいます。「マウスピースをするようになって腰痛が改善した」と言われていました。

『寺子屋でお伝えしている呼吸』 パート 3

しかし、食いしばりや歯ぎしり・片側噛みすること自体をやめなければ、根本的な解決にはなりません。では、どうすればよいのか?そもそもなぜ食いしばりや片側噛みてしまうのか?

前回『安静空隙』という言葉をお伝えしましたが、安静にしている状態では,唇は閉じていても上の歯と下の歯は触れていないのです。しかし現代人は、下を向く時間が長く、頭蓋骨が前下方に倒れる事で歯と歯を合わせてしまい無意識に食いしばりをしていたり、就寝時、横向きで肩や首をすぼめて寝る事で片側噛みしやすいからだの癖を作っていたり、食生活の変化により舌や口の筋力低下や、足関節や股関節の歪みにより顎関節の左右前後上下のアンバランスを起こしてしまう等自分でも気づかずに食いしばりや噛み締め片側噛みをしてしまっています。

また、ストレスを解消するために無意識下(睡眠時)でしてしまう場合もあります。 無意識にしている行動は簡単には治せません。 しかし、その行動に気づく、舌や口周りの筋力をあげる常日頃から顎関節を緩める意識を持つなどの行動を積極的に行う事、ストレスをためない・うまく解消する等自分で出来る事は沢山あります。

『寺子屋でお伝えしている呼吸』 パート 3

『からだの寺子屋』ヨガ教室のレッスンではからだの柔軟性や筋力のアップももちろん大切と考えていますが、まずは自分のからだの状態に気づくこと、問題があれば、自分にとって最善の解決策を探し、改善に向けて日々積極的に行動していくそのお手伝いを呼吸という分野では、循環や自律神経にアプローチし、体ほぐしやポーズで構造にアプローチし、日々の生活に落とし込んでいただくように声を掛けさせていただいています。

次回は、 からだの構造に大きく影響を及ぼしている 『足指』や『足首』について考えてみましょう。

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